東北大学医学系病理同窓会
ご挨拶
会長 鈴木 貴
(東北大学大学院医学系研究科 病理診断学分野 教授)
東北大学医学系病理同窓会は「病理」をキーワードに会員の皆様がつながる絆です。交流・情報交換の場としてここに集っていただければと願っています。最大のイベントは毎年秋に対面で開催する総会ですが、遠方に住んでいたり忙しい等様々な事情で参加できない方も多いかと存じます。そのような方とも同窓会が積極的に繋がれればと願い、この度「東北大学医学系病理同窓会ホームページ」を立ち上げました。オンラインの良さを活かして、皆様との交流を更に促進したいと思います。
総会等同窓会の情報は、従来の方法とともに、これからはホームページにも掲載していきます。「あれ、今年の総会はいつだっけ?」と忘れても安心です!少しでも皆様のお役に立てるよう、今後コンテンツの充実を図っていきますので、ぜひご意見やアイデアを事務局にお寄せ願います。
東北⼤学病理学教室は100年を超える歴史を持っています。そこで今までの同窓会誌をアーカイブ化し、気軽に閲覧できるようにしました。これを読むと、いつの時代でも教室員は苦楽を共にしながら業務や研究に打ち込み、後輩を慈しみ育てて下さったことがわかります。その延長に今日の私たちがあるのだと実感します。ぜひ時間を超えて先輩方の息遣いや豊かな人間性を感じ、温故知新になればと思います。合わせて東北⼤学病理教室の歴史の記録にも努めますので、懐かしい写真、共有しておきたい情報等ございましたら、お気軽に事務局にご⼀報ください。
皆様とともに同窓会も歩んでまいりますので、これからもどうぞよろしくお願いします。
代表幹事 長沼 廣
(岩手県立磐井病院 病理診断科)
平成7年度から代表幹事を拝命しました。どうぞよろしくお願いいたします。
1980年に東北大学医学部第二病理に入局し、10年間病理部で多くを学びました。1990年に仙台市立病院に病院病理医として赴任し、65歳の定年まで様々な仕事をさせていただきました。定年後は仙台赤十字病院で仕事を続け、令和6年6月から岩手県立磐井病院に赴任しています。内科の臨床研修後は病理を続けていますが、講座の隔たりなく、笹野伸昭先生、故名倉宏先生、故京極方久先生、笹野公伸先生にお世話になり、病理同窓会の諸先輩にはしっかり指導していただきました。磐井病院への赴任に際しては鈴木貴先生に大変お世話になりました。東北大学病理同窓会の一員として仕事を続けられていることに感謝しております。
前代表幹事であった澤井先生が定年後の再就職はなかなか難しいとお話しされましたが、実際磐井病院に赴任することが決まるまでは紆余曲折がありました。仙台地区は病理医がほぼ充足していますが、他県は病理医不足で困っています。日本病理学会東北支部会の支部長時代には若手病理医の育成を大きな目標にしましたが、全国的にも病理医の数は増えていません。これからは少ない病理医で、多くの病院の病理診断を担っていくことになります。東北大学病理同窓会がこれらの問題に役に立つような方策を考えていければ良いと思っています。微力ですが、これからの病理医の仕事のやり方を模索したいと思います。皆様のご協力が必要ですので、今後の何卒よろしくお願いいたします。